バイオハザードシリーズのディレクター・中西晃史さんの講演会!在校生たちの決意の拍手が響いていました!!

暑い夏の日、外の気温と同じぐらいの熱量の講演会が開催されました。講師は、株式会社カプコン第一開発部の中西晃史(なかにし こうし)さん。中西さんは世界的ヒットゲーム 『バイオハザード』シリーズのディレクターをされておられる、ゲームに携わる人なら憧れの人。席に座る在校生も前のめりになって、話に耳を傾けます。

中西さんは自身が手掛けた『バイオハザード 7』の開発エピソードを中心に、話を進めていきます。途中、関係者だけしか目にすることがなかった開発記録動画もご披露いただけました。
この動画が終わったあとは、会場から大きな拍手が生まれます。
それだけ、熱い思いが詰まったゲームだと在校生にも伝わったようです。

その後も熱い話は続き、耳を傾ける在校生は驚いたり笑ったり。
中西さんが言ったPDCAサイクルを速く回すというエピソードは、在校生たちにとってとても意外だったよう。
速くするために仕様書を書かないこともあったという話には、驚きの声が生まれました。

「ゲーム作りは毎回が初めてのチャレンジ。失敗するのは当たり前。大切なのは、失敗をどう改善するか」
この言葉に、うなずく在校生が多くいました。
興味深い話は続いていき、いよいよ質疑応答。最初は手を上げることを恥ずかしがっていた在校生も、少し待ってもらうだけでどんどん質問が生まれてきました。
自分たちが手掛けているプロジェクトのアドバイスをもらったり、制作のヒントをもらったり。

中でも『バイオハザード7』から、バイオハザードシリーズにのめりこんだという在校生は、憧れのゲームの制作者への質問に緊張して最初は上手く話せないことも。
それでも中西さんが緊張をほぐしてくれて、最終的には質問ができました。

最後に先生から中西さんへ質問。「今日、こんな質問をされると思いましたか?」という問いに、中西さんは「予想通りです」と笑顔で回答。
中西さんは現在の新作『バイオハザードレクイエム』(2026/2/27発売予定)を鋭意制作中とのことで、そちらも楽しみですね!
興味深い話は尽きないものの、ついにお時間。
拍手で中西さんを会場から見送ります。その拍手の音は、これからもゲーム制作に携わっていく在校生たちの決意の音にも聞こえました。
こういった現役のクリエイターから直接お話が聞けるのはバンタンゲームアカデミーの強みです。
在校生の皆さんも忘れられない思い出になりました。