21.04.27 24.03.25 更新

Welcome to VANTAN!令和三年度バンタン入学式 スペシャルゲスト 長州力様の祝辞をレポート!

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令和三年度バンタン入学式には、新入生のお祝いとして、スペシャルゲストにお越しいただきました!

 

<ゲスト祝辞 長州力様 >

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「どうも、こんにちは。長州力です。バンタン入学式、おめでとうございます。今日はこのようにタキシードでキメてるんですけれど、バンタン卒業生のデザイナーがコーディネートしてくれました。何ひとつ、自分のものではないんですよ。すごく気持ちも引き締まります。

ここで自分の経験を話してくれと言われているんです。何を話せばいいのかなと悩んでいます。もし僕が言えることがあるとすれば、これからの世の中は、嘘をついて生きていくよりは、アホで笑っていったほうがいいですよと。今年70歳になりますが、僕は昭和の26年生まれで、中学校、高校と山口県で生まれ育ち、勉強もしないで遊んでばっかりいたんです。昭和39年のオリンピック入場式を見て、出てみたいと常に頭のどこかに思っていました。これも夢に終わるかな、夢でいいだろうと思っていたら、僕の担任が、「お前、夢はもういい。それを目標に換えて。それを目標だと思ったら、目標に向かっていくものだぞ」と。高校を卒業して、大学に行くか悩んでいたときに、改めて目標を立てて、そこに向かってみようと。今でも覚えています。山陽本線あさかぜという寝台列車に乗り、そのまま布団を担いで東京駅に着いたことを思い出します。とにかく大変でしたけれど、辛かった、苦しかったことはあまり感じないです。

 

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さぁ、これから社会に出ようとしたときに、自分には何もないんですよね。勉強したわけでもないし、資格もないし、何もない。そのときがいちばん辛かったですね。

そして、今の新日本プロレス、テレビ朝日系のプロレスリング、アントニオ猪木の団体に入団して。恩師が、お前は資格を持っていると言うんです。え、なんのことかなと思ったら、この体なんですよ。『その体を使って、お前の内面の激しさ、苦しさ、それをリングに上がってリングに描いてみろ』と言われた言葉が、ずっとリングを降りるまで自分の頭の中にありますね。なんで僕はこうやって取り上げられるのかなと思うのは、多分、そのリングの上で自分が描いてきたものと、下りてきてからの45年間、ギャップがありすぎるのかなと。それで、こういう具合に面白く取り上げてもらえるのかなと思っています。最後に何が言いたいかって言うと、昭和の時代と今の時代を比べると今の時代は生きづらいですね。確かに便利になったのかもしれないけれど生きづらい。でも、やっぱり昭和の人間としてここまできて、これからも多分変わらないと思う。嘘をついて生きていくよりはアホだと思われて、笑われて生きていったほうが、すごく、自分の生き方だなと思っています。これが皆さんのこれからのメッセージになるかどうかは全く分かりませんけれど、バンタンで自分の技術を身に着けて、気負うことなく、嘘をつかずに笑って、つまずきながら、生きていってください。そういうことです。どうもすみません。ありがとうございます」

 

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――― 少しお話をうかがわせてください。バンタンでは、ファッション、フード、ゲーム、メイク、ビジュアルデザイン、YouTubeなどさまざまなスクールがあります。もし、長州力さんが10代に戻って勉強するとしたらどのような分野がいいですか?

「こういう資格を取ってみたいというのはないんですけれど。なりたいのは今でも変わらない、漁師さん」

――― えっと、漁師さんのコースはないんですけれど……魅力を感じますか。

「山口県出身で瀬戸内海に囲まれて生きていきて。海好きですから。好きなことをやっていきたいですからね、船舶も取ったんですよ」

―――好きなことに挑戦するのが大事ですね

「そうですね。小さな目標でも立てたら向かっていけます」

――― 今日のファッション、素敵ですね。

「頭から下までぜんぶ。まるで寝起きみたい」

――― 今、流行のカールヘアで、ウェットなパーマスタイルなんですよ。ファッションにもチャレンジ感を入れてみたということです。

長州力さん「タキシードは娘の結婚式以来ですからね。気持ちが引き締まります」

――― SNS総フォロワー数が82万以上いらっしゃいますが、SNSをされるキッカケは?

「この質問はよくされるんです。娘3人ですからね。SNSを通じて、いろいろ事件とか問題が起きているし、なぜ知りもしないところに連絡をとってというのが心配でありました。なので、スタッフに教えてもらって見てみようと」

――― 長州さんの記憶に残るコメントという印象があります。

「リングを降りてから自分でも少し変わったなと思っています。繋がっていく心強さと心配は感じています」

――― YouTubeでは、長州力さんの日常が垣間見られます。原稿はありますか?

「何にもないです。YouTuberは、最近いい形ではニュースになってない。追われて企画してドンドンやるなら抜ける。今の自分を見てもらって、ほんわかしてもらえるなら、やります」

――― 人気YouTuberになる秘訣を教えてください。

「ぼく、全然そんな風に思っていないですよ。YouTuberが良くない取り上げ方をされていると、反対に俺も、こんなことしているのかと心配になりますよ。

今は緊張して話をしているんですけれど、家にいればスタッフたちと自然体で過ごしています。スタッフの責任でやればいいと思うので、それなら協力していきます、というスタンスです」

 

 

――― バンタンは、実践教育が特徴で『世界でいちばん社会に近いスクール』というビジョンを掲げています。東京校、大阪校、名古屋校在校生に向けて、「世界でいちばん近い◎◎」にかけてメッセージをお願いします。

「俺が書いたのはつまらないですね……。世界でいちばん成長しよう!色んな意味があります。みんな、目標を持って、志を立てて成長していってほしいです」と、エールを送りました。

 

 

 

▼長州力「嘘をつかず、笑って、つまずきながら生きていけ」

令和3年度バンタン入学式 祝辞スピーチ」ノーカットバージョンの映像は以下よりご覧いただけます

https://www.youtube.com/watch?v=jvfVmpTU_pA

 

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