【名古屋校】世界で通用するクリエイターに！「オクトパストラベラー」を手がける、株式会社アクワイア 代表取締役社長 遠藤琢磨様 講演会
こんにちは！バンタンゲームアカデミー名古屋校です(^O^)
2021年4月の名古屋校開校以来、初めての講演会が開かれました。企業様の講演というと、通常は就職を目前にした学年に向けて行われますが、今回は名古屋校１年生に向けてお話しいただきました！
ご講演いただいたのは、「オクトパストラベラー」など独自路線の作品を手がける、株式会社アクワイアの代表取締役社長 遠藤琢磨様。
名古屋校のメンバーに熱いメッセージを届けてくださいました。
遠藤社長は大学卒業後、独学でゲーム制作を学び、フリーランスとして活躍。
1994年に株式会社アクワイアを起業しました。「インターネットもない時代、ソフト会社に居候したりセミナーに通ったりして、スキルと人脈を広げました」と苦労話もポロリ。
＜株式会社アクワイアって？＞
まずは、アクワイアが手がけた人気作品をプレビュー。
全世界150万本のヒットで和物＝アクワイアを印象付けた「天誅」や「侍道」、学園RPG「剣と魔法と学園モノ。」などを、開発裏話も交えながら紹介。天誅のキャラクターが楽曲で踊るMAD動画には、会場中に笑いがあふれました。遠藤社長も「ユーザーの愛しか感じない」と満面の笑み。
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＜ゲームって？＞
紹介の後は、ゲームクリエイターとしての基礎知識や心構えを説いていきます。
そもそも“ゲーム”とは、素朴な喜びのある“遊び”にルールを追加し、達成感を得られるようにしたもの。
さらにお金を得られる“ギャンブル”は熱中度合いが大きくなります。「ゲームであっても、遊びのような快感を忘れず、ギャンブルのような熱い瞬間を取り入れることが大事」だと、遠藤社長は力説。
では、デジタルゲームとはなんなのか？元祖と言われる「Tennis for two」から、「ソードアートオンライン」のVR、「Pokemon Go」のARまでの進化をたどりました。
＜プロデューサーって？＞
こうしたゲームを世に送り出す、ゲームプロデューサーのお仕事も紹介。
ゲームをビジネスとして成り立たせるために、構想〜編成〜渉外・販売を一手に手がけ、経営に近い立場でヒト・もの・カネを動かす仕事に、みんな興味津々で耳を傾けました。
＜ゲーム市場って？＞
気になる現在のゲーム市場についても、現場目線でガツガツ考察。国内市場ではスマホゲームが伸びて最大のユーザーを誇るものの、頭打ちが否めなかったのですが、今年「ウマ娘 プリティーダービー」のブレイクで再度急拡大！「どんなハードもソフトもいつか縮小するので、そこを見据えてものづくりするべきですが、何かのきっかけで異変が起こることもありますね」と遠藤社長もニンマリしていました。
一方世界に目を向けると、中国・北米が世界を牽引しており、日本の市場規模は10％未満。2021年には、世界市場は約20兆円と予想され、これは日本のパチンコ市場とほぼ同規模です。「世界に向けたものづくり」の重要性と、「パチンコ好きな人に、ゲームにも少し投資して欲しいんだけどなあ（笑）」という本音も漏れました。
＜コロナ禍で変わることって？＞
新型コロナの蔓延によって、ゲームを取り巻く環境も変わりました。巣篭もり需要からSTEAMが急成長。さらにユーザーが作って遊ばせ、収入も得られる「ROBLOX」の世界的な流行にも言及。16歳以下のユーザーの支持を得て、英国では「Fortnite」を超える人気だそうです。作って遊ぶ、という点では日本でも「はじめてのゲームプログラミング」がリリースされ話題をよんでいます。
<日本をリードし、世界で通用するクリエイターに！>
スマホゲームは国内では市場が大きいが、海外へは進出していないことや、家庭用ゲームの魅力にもコメント。「ユーザーを広く見据えながら、日本をリードする人材になって欲しい」と応援メッセージが送られました。
「作品を作れないということも含めた失敗経験をたくさん積んで、そこから学んで欲しい。アクワイアはユニークなゲームを作っているので、他の人とは違うものを生み出す気概のある人を迎えたい」とバンタン生へのエールも。
ゲームの歴史についてや、近年のゲーム市場についてお話しいただき、大変勉強になりました！
質疑応答の時間には、「人を採用する上で見ているところはどんなところですか？」「学生のうちにやっておいた方がいいことは何ですか？」など、プロの方に直接質問＆お答えいただくことができました。
最後は業界＆アクワイア関連のクイズ大会と、成績優秀者へのプレゼント
（「AKIBA'S TRIP」の最新作ソフト）で、大盛り上がりのまま幕を閉じました。
