東京校
こんにちは、バンタンゲームアカデミー高等部入学事務局です。
なんと!!
バンタン ゲームアカデミー高等部の2チームがUnityインターハイ2017の本選に進みました!
今回は、熱きプレゼン大会の様子をレポートします!
<そもそも。Unityインターハイとは?>
Unityは、ゲームやアプリケーション開発のためのソフトウェア。
Unityを使うと、3Dゲームやスマートフォンアプリ、VR(仮想現実)など、さまざまなデジタルコンテンツを作ることができます!
今年度は、全国の高校生、高専生、および小中学生による135チームがエントリーし、予選審査を突破した15チームが一堂に会しました。
トップバッターは、『ラビィの大冒険』というウサギが主役の3Dアクションゲーム。謎ときの要素も散りばめられていて、中学生とは思えないクオリティ!
バンタンゲームアカデミー高等部日向惇南さん、金子拓哉さんによるチーム「HAKT」は2番手で発表!
日向さん「『WHITE WORLD』は、真っ白な世界で謎解きやギミックを攻略して進むアドベンチャーFPSゲームです」
金子さん「なぜ、真っ白な世界なのかというと、ギミックを優先したかったからです。また、不思議な世界観を作るために、デザインの引き算にも挑戦しました」
また、アスレチックで何度も落下すると補助の足場が出現するといったレベルデザインや、外国の方もプレイしやすいように操作方法を英語表記にするなど、細部にまでこだわりました。
審査員・東京大学大学院情報理工学系研究科 鳴海様「世界観の作り込みは素晴らしいですね」
審査員・ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社プロダクト・エバンジェリスト簗瀬様「非常に個性的な作品ですね。審査用のPCだと少し動きが鈍いのですが、ハイスペックなPCを使っていますか?」
金子さん「はい」
簗瀬様「そうじゃないPCでプレイしたときに、どうなるかは意識したほうがいいですね。
レベルデザインも優れていますが、長時間プレイしていると何のためにプレイしているか分からなくなるので、先が気になる要素がもう少し必要になるかも」とアドバイスも。
他にも、宇宙でサバイバル生活をしながら仲間を救出する『Draw Near』や、正義のてるてる坊主が悪のてるてる坊主を倒す3Dシューティングゲーム『てるてるうぉーず』などが発表されました!
休憩時間に、「HAKT」チームに話を聞いてみると……
金子さん「プレゼンが終わってホッとしました!全体的にレベルがとても高いです」
日向さん「去年は予選敗退だったので、ここまでこられたのは嬉しいです。昨日は20時まで校舎に残って、プレゼンの練習をしていました」と、手応えを感じている様子!
後半も、地球温暖化をテーマにした『ONDAN -地球温暖化から街を守れ!-』や、キャラクターを操作し、マスメ状のステージを移動して敵と戦うローグライクゲーム『Mabel』、
襲来した宇宙船に戦闘機で侵入するガンアクションゲーム『The Earth』などさまざまなテイストの作品が登場。
そして、いよいよ、チーム「おねんね重課金生」による『ラン・ベアー』の発表です!
田中 鴻さん「『ラン・ベアー』はキャラクターが走ってゴールに向かうランゲームです。ステージは5種類から選べます、まずは森の森ステージからご覧ください。
チーズを集めるとスコアが加算されます。通常チーズは10ポイント、チーズケーキは30ポイントです。穴に落ちるとゲームオーバーです」
牛乳をゲットすると巨大化して無敵状態になったり、背後からハチが迫ってきたり!
豊永さん「面白いところは、プレイ中のキャラクターの表情や敵が迫ってくるハラハラ感です。
イラストも個性的で可愛いので、お母さんも安心して子どもにプレイさせることができますし、ゲームオーバーしても何度もやりたくなります」
審査員たちからは……
簗瀬様「絵もあらくて(笑)チーズケーキの配置など、気になる点も多いのですが、何回もチャンレジしてしまいます。謎の魅力を持っている、奇跡のような一作です。
とはいえ、これからできることはいっぱいあるので、もっと親子で楽しめるような作品に改良してほしいと思います」
日本マイクロソフト株式会社 デベロッパー エバンジェリズム統括本部 エバンジェリスト千葉様「ついつい遊んでしまうところがありますね!」
鳴海様「なぜプレイヤーが楽しんで遊んでくれたのかをもっと掘り下げてみて。全体的には、ゆるさと内容のバランスがとれている印象的なゲームです」と、ユニークさが高評価!
さっそく、プレゼンを終えた3人を直撃しました!(ちなみに、喋っている人が頭にチーズをかぶるという謎のルールが……)
プログラミング担当&リーダーの田中登護さん「何を作るのかも分からないところから、こうして作品として提出できたのでうれしいです。Unityへの理解も深まりました!」
田中鴻さん「ステージを自分の好きなように作れるのが楽しかったです。ただ走るだけのゲームはイヤだったので、自分が巨大化のアイデアを出しました。アイデアが反映されて嬉しいです」
グラフィック担当豊永君「イラストは、とても自由に描けました。アニメーションとして命が吹き込まれて感動しました!」
すべての作品が展示されているホワイエでは、学生たちの狙い通り、お子さんたちに大人気!みんな夢中で遊んでいました!
また、応援にかけつけた田中登護さんのお母様も「実は、息子はゲーム制作の途中で『もう間に合わない』と諦めていました。
ところが、企業見学をキッカケに、突然やる気に火がついたようで、『ゲームを制作するにはチームが大切だ』と言って頑張っていました。
このスクールに巡りあえて、彼は本当に変わったと感じます」と感慨深そうでした!
さて、気になる結果ですが…………
惜しくも両チーム、入賞とはなりませんでした。
残念!!(>△<)
ですが、この経験は今後のゲーム開発に必ず活かされるはず!
また、記念品としてUnityオリジナルパーカーも贈呈されて、最後はごきげんな5人でした!